The genus
Calanthe
Calanthe cardioglossa
特徴
東南アジア産の高温性小型原種。花は2〜3cmで小さいが、色の濃い花を咲かせてくれるので可憐で美しい。落葉性で、花期となる乾季には葉を落とし、高温と乾燥に耐える。この時過湿にすると腐りやすい。
原産地
タイ、ラオス、ベトナム
Calanthe corbiera
特徴
酔桃色の花が何とも綺麗な種類。この種類も乾季に落葉し、花を咲かせる高温性の原種で、栽培に当たっては雨季と乾季のメリハリを付けた水やりを心がけたい。
原産地
東南アジア
Calanthe discolor
(海老根)
特徴
バルブが連なった状態がエビのシッポに似ている事から和名でエビネですが、自分はお世辞でも似ているようには見えません。日本の各地に特に暖地には多く生息していましたが園芸目的による乱獲でほとんど姿を見る事はありません。
原産地
日本、朝鮮半島
Calanthe reflexa
(夏海老根)
特徴
日本産に生息しているエビネの一つで、開花は春ではなく、通常は夏に開花する事から、この和名がある。この種自体は丈夫なのだが、やや標高の高い所に生息するため、夏場を如何に涼しく管理できるかがコツとなる。
原産地
日本
Calanthe rubens
特徴
日本にも生息するエビネの仲間。日本産の物とは違い、現地の乾期にあたる時期は落葉する。とある人が日本産のエビネの花が苦かったのだからこの花も苦いだろうと思っていたが、苦くなかったとか。
原産地
タイ、マレー半島、ベトナム
Calanthe rubens
ver.
alba
特徴
上記の白花個体。
原産地
タイ
Calanthe sieboldii
(黄海老根)
特徴
鮮やかな黄色い花を咲かせるエビネの仲間の一つ。
discolor
に比べるとやや大きくなる。日本の暖地に生息しているが開発や乱獲で野生状態のこの種を見るのは希となっている。
原産地
日本(暖地)、中国
Calanthe tricarinata
(猿面海老根)
特徴
やや大型になる種類で、エビネに比べて大きな花をやや疎らに咲かせる。標高のある深山に産する種類なので暑さに弱く、一般的な平地で育てるには難しい。それが災いしてか、乱獲が相次ぎ山で見る事は稀。
原産地
日本、朝鮮半島(高地)
Calanthe sp
特徴
カルディオグロッサの色をそのまま薄くしたような可愛らしい花を咲かせてくれる種だが、残念ながら名前が分からない。小型種で、栽培などは高温性カランセの栽培に準じれば良いそうだ。
原産地
東南アジア
Calanthe sp2
特徴
ルベンスなどの系統で、残念ながら名称不明の種類。一応、名前はあったのだが、日本人には書き慣れないアルファベットが間違っていることが多く、種を検索出来ないことも多く・・・
原産地
東南アジア
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