The genus Phalaenopsis



 
Phalaenopsis amabilis
特徴
今日に至る胡蝶蘭の品種の起源となった重要な原種。この花の大きさは77〜10cm程あり、原種自体の花も大きい。季節を忘れてしまった改良種は年中咲かせることが出来るが、この種は主に冬〜春にかけて開花する。
原産地
パラワン島(フィリピン)〜オーストラリア北部 標高600mまで

 
Phalaenopsis bastianii
特徴
模様の入った細い花弁と萼が特徴的なファレノプシス。アマビリスの様に、蝶の様な花のイメージが強いが、実際には星形をした花を付ける原種方が圧倒的に多い。この種は花は小さめだが1本の花茎に付ける花の数が多いので見劣りはしない。
原産地
フィリピン(スールー諸島)

 
Phalaenopsis celebensis
特徴
小種名の通り、セレベス島に固有のファレノプシス。セレベス島は現在、現地のインドネシア語を尊重してスラウェシと呼ばれる事も多くなった。中型種で、3cm程の可愛い花を多数咲かせる。開花は主に夏から秋。他種同様に強光線は禁物。
原産地
インドネシア(セレベス島)

 
Phalaenopsis cornu cervi
特徴
ちょっといびつかもしれないがこれも星形の花を付ける原種。一つの花の寿命が長くなく、花茎は花を咲かせながら順々に伸びてゆく。1輪ずつ開花していくので他の原種に比べて花期が長いのが特徴。この種には香りもあるので魅力の一つではなかろうか。
原産地
東南アジア〜ボルネオ島

 
Phalaenopsis equestris
特徴
3cm程の小さいピンクの花を咲かせてくれる原種で、上手に作り込むと花茎は分枝してたくさんの花を咲かせてくれる。下手に改良されたファレノプシスよりも可憐で美しい。栽培は一般種に準じる。
原産地
フィリピン〜タイ 標高0〜300m

 
Phalaenopsis gigantea
特徴
大変大きくなる原種で、現地では左右の葉を合わせて1mを超える株もあるらしいが日本ではそこまで巨大化するのは稀。花は下垂した花茎の先にまとまって咲かせ、個体差も大きく、大きさは4〜7cmと幅がある。
原産地
マレーシア(サバ、サラワク州)ボルネオ 標高〜400m

 
Phalaenopsis lieddemanniana
特徴
日本では「胡蝶蘭」なんて雅名が付いてるけど、学名のラテン語の由来は「蛾」を指す。とはいえ、今日の改良種は贈答用や祝席に欠かせない存在。だけどこの原種は何かの交配に使われたのだろうか??
原産地
熱帯アジア

 
Phalaenopsis pallens
特徴
レモン色基調の花に多数の斑点模様が散りばめられた花を咲かせてくれる原種。一度に多数の花が咲くことは少なく、1輪、若しくは数輪が順番に咲いていく。高温性なので普通のファレノプシスと同じような環境で育つ。
原産地
フィリピン 標高500mまで

 
Phalaenopsis pantherina
特徴
決して派手ではないが、花は中輪タイプで花弁の隙間を埋めるように入る斑点が特徴。常緑性のファレノプシスは総じて高温性のため、冬の低温に耐えられずに枯れてしまう場合が多いが、温度が保てる設備があれば年中の生育が可能で、栽培も容易。
原産地
ボルネオ島

 
Phalaenopsis philppinnensis
特徴
amabilisと並んで白色大輪花を咲かせる改良種を作出するのに使われた原種。花は純白というわけではなく、花弁の中央(特に裏側)や下萼片の付け根あたりに斑点などが入る。小種名はフィリピンのルソン島にのみ生息していることから付いた。
原産地
フィリピン(ルソン島)低地

 
Phalaenopsis schillerina
特徴
白花系の品種群の元になった原種がアマビリスなら、こちらは桃花系品種のもとになった原種の一つ。なんとも言えない淡い色彩が好まれたのか、現在も愛好者は多い。
原産地
フィリピン諸島

 
Phalaenopsis stuartiana
特徴
ミンダナオ島に生息する固有種で湿度の高い蒸し暑い森林に生息する。花の下半分は特徴的な斑点模様で覆われる。通常開花期は春だが、日本で栽培するとあまり定まらない。
原産地
フィリピン(ミンダナオ島)

 
Phalaenopsis viridis
特徴
輝くような鮮やかな黄色に、中央部だけオレンジ色の斑点が入るとてもきれいな原種。現在のファレノプシス黄花系の品種は大抵この原種の血が導入されている。大きく株を育てると一度に複数の花茎をあげるのでとても豪華に見える。
原産地
東南アジア

 
Phalaenopsis voilacea ver.Borneo
特徴
各個体差が大きいファレノプシスの原種で、この株は花弁の幅が広くなっている。全体が菫桃色に染まる物も一般に知られているが現在ではこのタイプとマレーシアタイプ(ver.Malay)とをそれぞれ変種として扱っているようだ。
原産地
カリマンタン島(ver.Borneo)

 
Phalaenopsis violacea ver.alba
特徴
白花を咲かせるタイプの変種で、透けるような白さと緑の葉とのコントラストが美しい。ビオラセア特有の香りもしっかりと持っている。日本での流通量は少ないので高価ではあるが探せば手に入る。
原産地
マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島 標高200m以下

 
Phalaenopsis wilsonii
特徴
この属としては小型種で、耐寒性は他の原種に比べて群を抜く。基本的な栽培は他の原種と大差は無いが5℃以下で落葉休眠する性質があり根でも光合成を行うので冬場の温度が保てない場合は板付けにする。
原産地
中国(雲南省) 標高800〜2200m



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