冷温庫でラン栽培
 最近、卓上冷蔵、保温庫、車載用冷温庫としてコンピュータ用のペルチェ半導体を利用した物が出回っています。ここの愚かな(笑)管理人はこれを使ってクール系のランを栽培してみた所、問題なく栽培できたのでここにまとめることにしました。

 ここで使う冷温庫は何でも良いかというとそうでもなく、少々というか、最低限の制約があります。栽培するに当たって必ず必要な仕様なのですが

・扉が透明なもの
・温度表示があるもの
・温度センサー付きで温度コントロールが出来るもの

の3つのものが揃っていないと栽培には使えません。私が使っている物はマサオコーポレーションという聞いたことない会社の物ですが、MSO-020Aという形式の物を使用しています。家電量販店やディスカウントストア、ネットでは楽天市場で購入することが出来ます。大体1万で少しお釣りが来る程度で購入出来ると思います。
写真は実際に栽培に使っている様子です。内部は電源が入っている限り内循環ファンが常に回っており、勝手に風を起こしてくれるので改めてファンを設置する必要はありません。温度を設定できるので、その温度以上、以下になれば自動制御で25℃ならば常にその温度を保ってくれます。また、内部は完全に密閉されているので高湿度、通風条件が容易に出来る、というか勝手にそんな条件になってくれるので便利です。また、写真を見てもらえば分かると思いますが扉には結露が大量に付いています。それだけ内部は容易に湿度が保て、水を与える間隔も広いです。一般の冷却温室と違って冷却の際に湿度を奪われる事が無く管理がとても容易です。
内部の様子ですが、私はミニラン専門なので庫内を中を付属の仕切り板で2段にして使っています。日当たりに置いても奥はやはり暗くなりがちなのでレパンテス等の暗い方がご機嫌なラン達を置くのに適しています。私の栽培していたレパンテスはここの奥が相当気に入ったのか、次々に開花していました。マスデバリアや高地性プレウロタリスも元気にしていました。

 この冷温庫、夏場はクール系の待避所になりますが、冬場は高温性の物の待避所になります。また、秋口に調子を落としてしまった物をそこに入れて冬場も生育させることができ、療養所としても使えます。しかも、直射日光に当たったとして、温度が上がり過ぎる様なら今度はその温度まで冷却してくれるので高温障害などを気にする必要はありません。私のような如何に手を抜いて栽培するかにあるので(笑)ものぐさな人にはお勧めのアイテムです。
また、憧れのマスデバリア・コクシネアやソフロニティスが大がかりな設備も要らず、1万円の投資で栽培できるのですから夢のような装置だと思いませんか??



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