Oncidium



Oncidium ampliatum
特徴
大型のオンシジウムで、バルブは人の拳大の大きさにもなり、草丈も30cm程となる大型の原種。花茎は時として1m以上にもなり、そこに数百輪もの花を咲かせたときは見事としか形容できない。
原産地
グァテマラ、ペルー、ベネズエラ

 
Oncidium cebolleta
特徴
1枚の葉が長く伸び、草の姿だけではオンシに見えない原種。バルブは無く、ソーセージの様な葉をつけ、バルブの代わりをする。適応温度域は広く、5℃位まで耐えるがその後の生育を考えるともう少し高く管理したい。
原産地
南米 標高150〜1700m

 
Oncidium cheirophorum
特徴
小型のオンシジウムで、最近は鉢物としてよく見かけるようになった。しかし、そこに大きな落とし穴があるのも事実。生息地の標高もそんなに高くなく、クール系でもないのだが、都心や市街の気温では暑がるのでやや育てにくくなっている。それ故、年々小さくなってしまうという傾向が見られるようになっている。
原産地
パナマ、コロンビア。標高500〜2500m

 
Oncidium concolor
特徴
この属においては花も大きく香りもあるため美花と言われている。香りはいわゆる“ブーケの香り”の様な感じ。だが、実際のブーケはセロファンや透明フィルムで装飾されている事を思い出してもらいたい。実はその透明フィルムの匂いも再現されており、かなり現実的な匂いだった。「ケミカル・ブーケ」という名前で結局は落ち着いた(松本洋蘭園談)。
原産地
ブラジル

 
Oncidium forbesii
特徴
やや大型になる原種で、花茎は長く伸びる。花には生育地により変化があり、リップが黄色い物、褐色になる物などがある。やや標高のある場所に生育するので日本の平野部では割合育てやすい部類に入ると思われる。
原産地
ブラジル南東部

 
Oncidium lanceanum
特徴
花は個体によって様々な変化があり、セパルとペタルの褐色斑点の入りなどが違う。他の原種とは異なり小さな花を多数付けるのではなく、6cm強ある花をやや疎らに咲かせる。高温性だが、冬場は完全に水を切ると良く低温に耐えてくれるようになる。
原産地
エクアドル、コロンビア、ベネズェラ 標高300〜500m

 
Oncidium leucochilum
特徴
黄色の花を咲かせる仲間が多いこの属では変わった色彩の花を咲かせる原種。花の大きさも3cm程あり、この仲間としては大きな花の部類になると思う。褐色模様と白色の対色も面白い。休眠期には寒くなるので一般家庭ではネックな冬越しは容易。
原産地
メキシコ、グァテマラ、ホンジュラス

Oncidium longipes
特徴
茶色の花弁と黄色のリップのツートンカラーの花を付けるオンシジウム。開花様式が他種とは違い、通常は完成したバルブから花茎が上がるが、この種は発生した新芽から花茎が上がる。花はロウソクの香りがする。
原産地
ブラジル、グァテマラ

 
Oncidium macronyx
特徴
小型の原種で花茎には2cmくらいの花を一度に10〜数十輪咲かせ、株の割りには大きさと花数が多い。熱帯雨林森林限界(雲霧林)より下に生育するので栽培は容易。鉢よりもコルク付けにして通風をはかると良い。
原産地
ブラジル南部、パラグアイ

Oncidium obryzatum
特徴
1cm程の小さな花を多数枝分かれした花茎に一度に数百輪の花を付ける大型種。離れて見ると黄色いかすみ草のようにも見える。黄色を基調とした花弁には花の中心部に向かって茶色が入る。原種でこの種の様に大々的に鉢物営利生産が行われているのは数少ない。
原産地
コスタリカ、コロンビア、ペルー

 
Oncidium ornithorhynchum
特徴
黄色が多いオンシの中で、桃紫色というちっと変わった色の花を付けるので異彩を放つ存在。現地採取株やその株分けによって増やされた子孫たちは大変甘い香りを放ち、お菓子の様な香りに思える。目隠しで嗅がされたら多分食べちゃうかな。ところが、日本で実生された物には何故かこのような香りはなく、むしろ不快臭である。
原産地
メキシコ、コスタリカ

 
Oncidium pubes
特徴
黄色と茶褐色のいかにもオンシジウムらしい花を咲かせるが他の原種とは違ってリップはあまり発達しない。そのためか、花はややさっぱりしたような印象を受ける。花茎は長く伸びるが、花は疎らに付ける。
原産地
ブラジル、コロンビア

 
Oncidium raniferum ver.majus
特徴
1cmより少し大きいか、若しくは1cmに満たないくらいの花を咲かせる原種で、本属でも花の大きさは最小クラス。楊枝の様に細い花茎に黄色い霞の様な花は遠目で美しく、間近で見ると花は可愛い。高温性だが、意外と低温にも強い。
原産地
ブラジル東部

 
Oncidium splendium ver.alba
特徴
ペタル、セパルに現れるオレンジ色の斑点模様が消えて黄色一色の花を咲かせる変種。花は基本種同様大きく、6〜8cmになり、10〜20輪ほど咲かせる。あまり強い日光は好まないので季節の日差しに合わせて20〜50%遮光を行う。
原産地
グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア 標高850m付近

 
Oncidium trulliferum
特徴
見てオンシジウムとすぐに分かるくらい、それっぽい原種。一般には中温種と言われているが、冬は一切の水を切って越冬すれば5℃くらいには耐えられる。
原産地
ブラジル


以下の種はシノニム(異名同種)になっています。
Oncidium maculatumRhynchostele maculata
Oncidium cebolletaTrichocentrum cebolletum
Oncidium teresTrichocentrum teres



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